シューマンの没後150年の今年、命日の7月29日には記念の公演や催しが各地で開かれました。ここではボンと神戸での追悼イヴェントについて簡単に報告します。
●ボンの記念式典
ロンドン在住のTAKUさんからの情報です。
TAKUさんからのメールによれば、ボンでは旧墓地(Alter Friedhof)のシューマン夫妻のお墓の前で命日の午後4時から記念式典が行われました。参列者は50人ほど。30分ほどの式典では、スピーチのほか、男声合唱団によってシューベルトのドイツ・ミサ曲 D872 の第5曲 "Zum Sanctus" がシューマン夫妻の墓前に捧げられたとのことです。
TAKUさんは行かれなかったそうですが、この日、ボンに近いエンデニヒのロベルト・シューマン・ハウス(Robert Schumann Haus)(シューマン最期の地)でも、150年を記念して建立されたシューマン像の除幕式があったそうです。
写真:2006年7月29日 ボンの旧墓地での記念式典(TAKUさん提供)
●神戸
同じく7月29日の夜、神戸では神戸新聞松方ホール主催による「シューマン・プロジェクト」として、CD「シューマニアーナ」シリーズでおなじみのピアニスト伊藤恵さんの3回連続リサイタルの最終回が開催されました。大勢のシューマン・ファンが集い、伊藤さんの演奏でシューマンを偲びました。
(良いリサイタルでした。)
(プログラム)
蝶々 op.2
ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
幻想曲 ハ長調 op.17
(アンコール)
幻想小曲集 op.12 より ~ 第1曲「夕べに」
写真:松方ホール前の立て看板(ととろお撮影)
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※上記の2つのレポートは短信です。長い版は後日、「没後記念特集」としてまとめる予定です。
※みなさんへのお願い
今年、どこでどのような記念の企画があったのか、情報を集約して残しておきたいと考えています。 情報をお持ちの方は、ぜひ 「没後記念特集」 から情報をお寄せください。 詳細は このページ をご覧ください。 どうぞよろしくお願いいたします。
※メールで送っていただいた情報と写真を、このニュースと特集ページに活用することを許可してくださったTAKUさんに深く感謝いたします。
(2006.12.27 追記)
TAKUさんからのレポートをこちらにまとめました。