東北地方太平洋沖地震の影響による中止、延期公演について

2011年3月11日に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」によってお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。被害にあわれました地域の皆様には心からお見舞い申し上げますと共に、1日も早い復興をお祈りいたしております。

※私は地震発生時、激しい揺れに驚いて屋外に一時退避しましたが、怪我もなく無事に過ごしております。

当サイトではシューマンの演奏会情報を掲載しておりますが、この地震の影響により、急遽、中止もしくは延期が決まった公演が数多くあります。
(海外アーティスト・団体については来日そのものを中止するケースもあるようです。)

こちらですべてを把握することはできませんので、お手数ですが、各自、主催者に問い合わせるなどしてご確認ください。

また当サイトに掲載されていて中止もしくは延期の表示がない公演にお気づきでしたら、メール もしくは Twitter などにて一言お知らせいただけますと幸いです。
(可能な限り対応させていただきます)

シューマンの演奏会情報 月別一覧

シューマンの演奏会情報 (2011)
 (登録順に新しいものから表示されます)

明日いよいよ初日! シューマンのオペラ「ゲノフェーファ」(東京室内歌劇場)

(追記 2011.02.20)
※この公演のパンフレットと対訳を購入することができます!
詳細や購入方法は東京室内歌劇場のブログ記事をご覧ください。
パンフレットは小冊子ですがとてもしっかりした内容です。


当ニュース欄Twitterで度々お知らせしてきました東京室内歌劇場によるシューマンのオペラ「ゲノフェーファ」の舞台形式による日本初演がいよいよ明日(日付的には今日)2月4日、新国立劇場(中劇場)にて上演されます。

私がこの公演のことを知ったのは一昨年(2009年)の8月の終わり頃でした。シューマン生誕200年に先駆けて上演された東京室内歌劇場によるマイケル・ナイマンの「妻を帽子と間違えた男」(シューマン作品からの引用を散りばめたオペラ)の日本初演の公演情報の中で、同歌劇場がゲノフェーファの舞台形式日本初演の予定を立てていることを知りました。

「そうなんだ!!! しかし、シューマンの前にまずはナイマンだ!」と公演間近だった「妻を帽子と間違えた男」の2日目のチケットを買い、勇んで第一生命ホールへと。9月はじめとはいえ、まだ猛暑の勢いは衰えておらず、とても暑い日曜だったことを覚えています。 (→ その日の写真はこちら

あの日からなんと1年5か月、足かけ3年! このオペラの存在を知ってから20数年、CDで全曲をはじめて聴いてからでも15年くらい経つでしょうか。今までコンサート形式で1度だけ聴いたことはありますが(2006年=シューマン没後150年の藝大公演)、オペラとしての日本初演は私にとっても特別な経験となるでしょう。明日の舞台初演が本当に楽しみです。

※東京室内歌劇場のウェブサイトによると当日券が出る予定とのことです。

ゲノフェーファ 当日券発売について (東京室内歌劇場 Twitter)

公演詳細 (東京室内歌劇場)

ブログで連日、ゲノフェーファのリハーサルの様子が伝えられています。

開演30分前より長木さんによるプレトークあり。

解説とみどころ 山下一史(指揮)&ペーター・ゲスナー(演出)の対談

●Twitterで時々交流させいただいている声楽家の庄司祐美さんがゲノフェーファについての小論をブログにお書きになっています。とても興味深い記事ですので、ぜひ公演にお出かけになる前に、あるいは公演をお聴きになった後にご覧ください。

シューマン「ゲノフェーファ」論

(庄司祐美さんのブログ「ドイツ留学&ヨーロッパ旅行記 from Japan文化の香りと共に」)

●CD/DVDについて

アーノンクールによるDVDやCDほか、最近では録音が各種発売されており、インターネット経由で以前とは比べられないほど入手しやすい状況になっています。(以前はゲノフェーファのCDを探して聴くことは本当に難しかったのです。)

CDショップのウェブサイトで「シューマン ゲノフェーファ」、もしくは(英語読みを経由した)「シューマン ゲノヴェーヴァ」といった日本語表記、あるいは「Schumann Genoveva」で検索してみてください。

・ アマゾン内を
 「シューマン ゲノフェーファ」で検索
 「シューマン ゲノヴェーヴァ」で検索
 「Schumann Genoveva」で検索

(追記 2011.02.04)
tomさんという方の「Opera-Crasy」というブログにアーノンクールのDVDの「ゲノフェーファ」のレヴュー記事が掲載されているとTwitterで教えていただきました。

前田昭雄 - シューマン生誕200年記念レクチャー&コンサート

2010年 6/5(土) 14:00開演

神奈川県民ホール 小ホール

第78回 舞台芸術講座
ローベルト・シューマン生誕200年記念 レクチャー&コンサート
おめでとうシューマン! 童心と憧れの音楽を祝って

(講師) 前田昭雄 (ウィーン大学名誉教授 / 「新シューマン全集」編集主幹)
(ヴァイオリン) 前田朋子
(ピアノ) 金子薫 ほか

【問い合わせ】
県民ホールチケットセンター 045-662-8866
http://www.kanagawa-kenminhall.com/

●詳細 (リンク切れの場合あり)

水戸に新ダヴィッド同盟!

当ニュースのTwitter版でも速報をお伝えしましたが、シューマン生誕200年の年にふさわしいすばらしい演奏グループが結成されるそうです。吉田秀和さんが館長を務める水戸芸術館に新たな専属楽団「新ダヴィッド同盟」が発足するとのこと。メンバーの顔ぶれがすばらしく豪華です。

庄司紗矢香 (ヴァイオリン) Website
佐藤俊介 (ヴァイオリン) Website
磯村和英 (ヴィオラ) Website
石坂団十郎 (チェロ) Website
小菅優 (ピアノ) Website

報道によれば、第1回の演奏会は今年の12月22日だそうです。

- 庄司紗矢香さんら参加 水戸芸術館に新楽団「新ダヴィッド同盟」 (産経ニュース 2010.05.27)

- 水戸芸術館、若手ら5人の室内楽団旗揚げへ (茨城新聞 2010.05.27)

- 水戸芸術館

水戸芸術館の吉田館長が訳した歴史的名著。
岩波文庫「音楽と音楽家」(シューマン著/吉田秀和訳)

岩波書店ウェブサイト内の書籍情報

藝大のシューマン生誕200年記念企画 - 藤本一子さんとライプツィヒSQ

※このページには後で出演者名などを追加します。


詳細がよくわからなかった藝大のシューマン記念企画の詳細が藝大のウェブサイトに掲載されました。ライプツィヒ弦楽四重奏団と藝大関係者の共演、両日とも藤本一子さんのレクチャーつきです。チケットの発売は既にはじまっています。

藝大プロジェクト2010  シューマン生誕200年記念企画
室内楽コンサート-ライプツィヒ弦楽四重奏団を迎えて-

【第1日】 2010年 5/12(水) 18:00開演
旧東京音楽学校奏楽堂 (旧・奏楽堂)

【第2日】 2010年 5/15(土) 15:00開演
東京藝術大学奏楽堂 (新・奏楽堂)

※会場は両日とも「奏楽堂」ですが、第1日は「旧」奏楽堂、第2日は「新」奏楽堂、だそうです。お間違えのないように。

第1日の公演詳細
PDF (両日の公演詳細)

なお、ライプツィヒ弦楽四重奏団はLFJでシューマンの四重奏曲を演奏する予定です。(→ こちら