ザイラーピアノデュオ クララのデュオ曲、日本初演予定 (2016年)

(追記 2016.01.28)

同一プログラムのほかの演奏会
2016年1月9日(土) 15:00 兵庫県立芸術文化センター小ホール (終了)

内田光子 インタビュー 産経:話の肖像画(2015年10/5~10/9)
追記:内田光子さんに高松宮殿下記念世界文化賞のメダル授与(2015年11/4)

内田さんが受賞された第27回高松宮殿下記念世界文化賞の関係で、産経にインタビュー記事が5回にわたって掲載されました。いずれの回も短くまとめられていますが、とても興味深い内容です。特にシューベルトについて内田さんが語った「だんだん消えてゆく魂」という言葉に深く感動しました。

【産経】話の肖像画:ピアニスト 内田光子 (聞き手 古野英明)
2015年 10/5(月)~10/9(金)

(1)16歳でウィーンにとどまる選択

「ウィーンで接した音楽はこれまで聞いたことのないすばらしさで、発見の連続だった。それを失いたくない」

(2)“名もなき国”イギリスへ

※ウィーンからイギリスへ行った理由。

(3)シューベルトの孤独感に惹かれ

「そう、私は常にシューベルトを愛してきました。子供のころからシューベルトに惹かれていたのです。どこに惹かれたかというと、彼の孤独感です」

シューベルトの孤独のイメージは『だんだん消えてゆく魂』

(4)苦しいながらも楽しい弾き振り

※弾き振りについて。「魅力的な音楽家」と共演することについて。

「魅力的な音楽家と仕事するとき」「相手に触発されることで深く自分を見つめ、アイデアが浮かぶこともある。それを言葉にして伝える、あるいは実際に音楽で示すことができたときの喜びといったら…。まさに至福の瞬間」

(5)日本の“湿った静寂”が好き

日本国籍を捨てた理由「日本政府が二重国籍を認めなかったから」(日本のパスポートを持つ)「ピアニストが欧州で仕事をする場合」「信じられないほど手続きが面倒」

「そういう経緯で、イギリスを終の棲家と決めたわけですが、これはあくまでも『紙の上』のこと。日本のパスポートを持たないからといって日本人でなくなるわけではありません」

「16歳のとき、初めて訪れた京都で」「『日本の美』を知りました」(苔寺?)「そこには“湿った静寂”がありました」「私は今でもこの“湿った静寂”というのが好き」「日本は私にとって重要」「日本人として生まれたことに感謝」

※ツイッターで紹介したものをまとめた投稿です。


(2015.11.05 追記)
10月21日に行われた第27回高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式を健康上の理由で欠席した内田さんに対し、11月4日サントリーホール・ブルーローズで行われた講演会の後で日本美術協会よりメダルが授与されたそうです。

メダル授与の様子についてはFNN系列の夜のテレビニュースでも伝えられたようで、FNNのニュースサイトに動画がアップされています。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00307552.html

講演会についてはツイッターでレポートしてくださっている方たちがいますので、そちらをご覧ください。
ログ1 / ログ2
私は抽選にはずれましたね…(´-`)

内田光子&レシュマン新譜 シューマンとベルク

内田さんとソプラノのドロテア・レシュマンの共演によるシューマンとベルクのCDが発売されました。今年5月、ロンドンのウィグモアホールで行われた演奏会からのライヴ録音です。

シューマン / リーダークライス op.39 (アイヒェンドルフ)
ベルク / 初期の7つの歌
シューマン / 女の愛と生涯 op.42 (シャミッソー)

ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
内田光子(ピアノ)
収録: 2015年5月2日, 5日
ロンドン、ウィグモアホール(ライヴ)

ユニバーサルの内田さんのページ
ユニバーサルのこのCDのページ

国内盤と輸入盤と、両方とも、もう日本国内で購入できます。

当サイト内関連記事
第59回グラミー賞の話題:レシュマン&内田(シューマン&ベルク)/ボストリッジの著書『シューベルトの「冬の旅」』の話題 (2017.2.14)
内田光子さんのシューマンについて - 2) シューマンのピアノ・ソナタ第2番第2楽章の原曲:歌曲「秋に」 (2014.9.5)

アンドラーシュ・シフ 再放送 NHK-BSP(10/8)・NHK-FM(10/13)

昨年のシフのリサイタルの番組がNHKのテレビとラジオの両方で再放送されるそうです。

2015年 10/8(木) 05:00~05:55
NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」
「アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル」

2015年 10/13(火) 19:30~21:10
NHK-FM「ベストオブクラシック・セレクション」
「アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル」

まとめました

リーズ国際ピアノ・コンクール ファイナル(北村朋幹)

現在、イギリスで開催中のリーズ国際ピアノ・コンクールで北村朋幹さんがファイナルに進みました。ファイナルでは初日(9/11)のトップバッターとして北村さんがシューマンのピアノ協奏曲を演奏するそうです。ファイナルは9/12にも行われ、9/13の午後 The Prize Winners' Gala Recital が行われるとのこと。(日付はいずれも現地の日付)

9/13の夕方から夜にかけて、BBCがファイナルの模様をテレビとラジオで放送するようですが、日本からはラジオ番組を聴くことができます。オンデマンドでも聴けます(期間限定)。

このファイナルに先だって、今週はBBCでセミファイナルの一部が紹介されています。こちらもラジオのオンデマンドを日本から聴くことができます(期間限定)。

(2015.09.14 追記)
テレビ(BBC4)でのファイナルの放送は現地・金曜のようです。いずれにしても、日本からはネットでのストリーミングもオンデマンドも見られないのではないかと思いますが、過去の演奏が動画として公開されているようなので、もしかしたら動画公開はあるかもしれません。

(2015.09.12 追記)
以下でセミファイナルの全曲が聴けるようです。BBCらしい非常に見づらいサイトですが。
http://www.bbc.co.uk/programmes/p031vcqf/clips

リーズ国際ピアノ・コンクール
北村朋幹 公式サイト

・ BBC セミファイナルの一部(オンデマンド/期間限定)
Leeds International Piano Competition 2015 Episode 1 of 4
Leeds International Piano Competition 2015 Episode 2 of 4

Leeds International Piano Competition 2015 Episode 3 of 4

Béla Bartók
Out Of Doors - Suite Sz.81 For Piano - The Night’s Music
Performer: Tomoki Tamura.

Johannes Brahms
Sonata No. 3 In F Minor Op.5 For Piano - Finale
Performer: Tomoki Tamura.

Leeds International Piano Competition 2015 Episode 4 of 4

・ BBC ファイナルの放送(あとでオンデマンドあり/期間限定)
9/13(日) 16:00~(イギリス)
※日本時間 9/14(月) 00:00~

http://www.bbc.co.uk/programmes/b069wzvp
http://www.bbc.co.uk/programmes/b069x049

(追記 2015.09.13)
北村さんは5位とのこと。

BBCでシューマンのピアノ協奏曲を聴くのが楽しみです^^