(追記 2011.02.20)
※この公演のパンフレットと対訳を購入することができます!
詳細や購入方法は東京室内歌劇場のブログ記事をご覧ください。
パンフレットは小冊子ですがとてもしっかりした内容です。
当ニュース欄やTwitterで度々お知らせしてきました東京室内歌劇場によるシューマンのオペラ「ゲノフェーファ」の舞台形式による日本初演がいよいよ明日(日付的には今日)2月4日、新国立劇場(中劇場)にて上演されます。
私がこの公演のことを知ったのは一昨年(2009年)の8月の終わり頃でした。シューマン生誕200年に先駆けて上演された東京室内歌劇場によるマイケル・ナイマンの「妻を帽子と間違えた男」(シューマン作品からの引用を散りばめたオペラ)の日本初演の公演情報の中で、同歌劇場がゲノフェーファの舞台形式日本初演の予定を立てていることを知りました。
「そうなんだ!!! しかし、シューマンの前にまずはナイマンだ!」と公演間近だった「妻を帽子と間違えた男」の2日目のチケットを買い、勇んで第一生命ホールへと。9月はじめとはいえ、まだ猛暑の勢いは衰えておらず、とても暑い日曜だったことを覚えています。 (→ その日の写真はこちら)
あの日からなんと1年5か月、足かけ3年! このオペラの存在を知ってから20数年、CDで全曲をはじめて聴いてからでも15年くらい経つでしょうか。今までコンサート形式で1度だけ聴いたことはありますが(2006年=シューマン没後150年の藝大公演)、オペラとしての日本初演は私にとっても特別な経験となるでしょう。明日の舞台初演が本当に楽しみです。
※東京室内歌劇場のウェブサイトによると当日券が出る予定とのことです。
・ ゲノフェーファ 当日券発売について (東京室内歌劇場 Twitter)
・ 公演詳細 (東京室内歌劇場)
・ ブログで連日、ゲノフェーファのリハーサルの様子が伝えられています。
・ 開演30分前より長木さんによるプレトークあり。
・ 解説とみどころ 山下一史(指揮)&ペーター・ゲスナー(演出)の対談
●Twitterで時々交流させいただいている声楽家の庄司祐美さんがゲノフェーファについての小論をブログにお書きになっています。とても興味深い記事ですので、ぜひ公演にお出かけになる前に、あるいは公演をお聴きになった後にご覧ください。
→ シューマン「ゲノフェーファ」論
(庄司祐美さんのブログ「ドイツ留学&ヨーロッパ旅行記 from Japan文化の香りと共に」)
●CD/DVDについて
アーノンクールによるDVDやCDほか、最近では録音が各種発売されており、インターネット経由で以前とは比べられないほど入手しやすい状況になっています。(以前はゲノフェーファのCDを探して聴くことは本当に難しかったのです。)
CDショップのウェブサイトで「シューマン ゲノフェーファ」、もしくは(英語読みを経由した)「シューマン ゲノヴェーヴァ」といった日本語表記、あるいは「Schumann Genoveva」で検索してみてください。
・ アマゾン内を
「シューマン ゲノフェーファ」で検索
「シューマン ゲノヴェーヴァ」で検索
「Schumann Genoveva」で検索
(追記 2011.02.04)
tomさんという方の「Opera-Crasy」というブログにアーノンクールのDVDの「ゲノフェーファ」のレヴュー記事が掲載されているとTwitterで教えていただきました。