※以下、2016年1月28日のツイートから再構成しました。
3月4日(金)フランクフルト放送交響楽団のクラリネット奏者とピアニストの3名からなる「ベルマン・トリオ」が横浜で公演!今回はメンデルスゾーンやシューマンなどドイツの作曲家を中心としたプログラム。3人の息の合ったアンサンブルを是非! pic.twitter.com/bxLcOsSh0c
— ドイツ大使館 (@yg_ja) 2016, 1月 28
ドイツ大使館がツイートしてくださったみなとみらいの演奏会ですが、シューマンのop.56はピアノ三重奏版?のようです。ドルチェ楽器のサイト参照。気になる方は主催者に確認してください。
ベルマン・トリオ、ドルチェ楽器は大阪での開催です。2/29(月)
シューマン/ペダルフリューゲルのための練習曲 op.56
Schumann: Studien für den Pedal-Flügel, op. 56
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これはペダルフリューゲル(ペダルピアノ、足鍵盤付ピアノ)のための作品ですが現代ではオルガンやピアノで演奏されます。また編曲版が演奏される機会も多い作品かもしれません。編曲版の中ではドビュッシー編曲の2台ピアノ版がいちばん有名でしょうか。
キルヒナー編曲によるピアノ三重奏版がありますが、今話題にしているトリオはクラリネット、バスクラリネット、ピアノという編成のようですので、ミヒャエルス編曲による「クラリネットとバセットホルンとピアノのための5つの小品」を取り上げるのかもしれません。(詳細不明)
現代でも足鍵盤付きのピアノはイタリアで制作されており、演奏動画もYouTubeにいろいろあります。
こういうピアノ → http://www.borgato.it/
はじめてご覧になる方はこのピアノの写真に「え?!」と思われるかもしれませんね。ピアノの下にピアノ?! みたいな(笑)
Schumann: Kanonische Etude für den Pedalflügel op. 56
Roberto Prosseda (pedalpiano)
同じ奏者のペダルピアノによる第6曲の演奏動画がないようなので第6曲はオルガン版を。
Hans-Christoph Becker-Foss, Organ
ペダルフリューゲル(ペダルピアノ)の話題は2010年の前半にもたくさんツイートした記憶がありますが、リンク先の動画が見られないものがいくつか含まれているようです。
ペダルピアノの演奏を収録したCDも出ています。(持ってませーん、買ってませーん)
フランス・エラール社製、パリ・シテ・ド・ラ・ムジーク博物館収蔵のペダル・ピアノによる録音(演奏:オリヴィエ・ラトリー)
Schmeding Maryin (2005) Stradivarius
Mirco Bruson (2010) Stradivarius
(補足 2017.04.19)
シューマンにはペダルフリューゲル(ペダルピアノ)のための作品が2曲あります。
ペダルフリューゲルのための練習曲 op.56
1. Nicht zu schnell
2. Mit innigem Ausdruck
3. Andantino - Etwas schneller
4. Innig
5. Nicht zu schnell
6. Adagio
ペダルフリューゲルのためのスケッチ op.58
1. Nicht schnell und sehr markiert
2. Nicht schnell und sehr markiert
3. Lebhaft
4. Allegretto
Schumann: Skizzen für den Pedal-Flügel, op. 58
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