ピアニストの小倉貴久子さんのフォルテピアノの演奏とお話によるシューマン関連の動画が日経の "NIKKEI STYLE" に前編・後編の2回に分けて掲載されています。それぞれ短い動画ながら、その短さを感じさせない充実の内容。お話の聞き手と記事の執筆は池上輝彦氏です。
ツイッターではこのウェブサイトに掲載された時にご紹介しましたが、こちらではまだご紹介しておりませんでしたので、ご覧になっていない方はぜひどうぞ。
NIKKEI STYLE:ビジュアル音楽堂
・ 19世紀ピアノで弾くシューマン 小倉貴久子さん(前編)ロマン派の音色 (2016.7.30)
・ 19世紀ピアノで弾くシューマン 小倉貴久子さん(後編)愛の暗号 (2016.8.6)
シューマンの時代のピアノでシューマンの作品を弾くことについて、簡潔にかつ明快に説明されています。(いつもながら、小倉さんのお話は論理的で明晰です。)
イギリス式アクションとウィーン式アクションのフォルテピアノは響きがどう違うのか、実際に弾き比べをしているところは「動画ならでは」といったところで、とても興味深く拝見しました。
【日経/動画あり】19世紀ピアノで弾くシューマン 小倉貴久子さん(前編) ロマン派の音色(池上輝彦) https://t.co/gFbrCB1W75
— ととろお(のべれ助ってん) (@novelletten) 2016年7月29日
小倉貴久子さん
「大学では主にシューマンを研究していたことから、どうしてもシューマンの時代の19世紀のフォルテピアノで弾きたくなり、フランスにあったこのシュトライヒャーを購入した」日経 https://t.co/gFbrCB1W75— ととろお(のべれ助ってん) (@novelletten) 2016年7月29日
小倉貴久子さん
「シューマンの演奏で使うシュトライヒャーについては「明瞭な音ながら柔らかく、ふくよかな響きがある。それが何ともいえないニュアンスを引き起こす。ちょっと幻想的な、ロマンチックな雰囲気が感じられる」」日経 https://t.co/gFbrCB1W75— ととろお(のべれ助ってん) (@novelletten) 2016年7月29日
【日経/動画あり】19世紀ピアノで弾くシューマン(後編)愛の暗号 小倉貴久子さん(池上輝彦) https://t.co/MzaG1My29s
「小倉さんはクララが作曲した「ロベルト・シューマンの主題による変奏曲(作品20)」について「2人の愛の結晶」と説く。」
— ととろお(のべれ助ってん) (@novelletten) 2016年8月6日
小倉貴久子さん
「その主題の根幹を成すのは、「ミレドシラ」と順次進行で下がっていく短調の音型。この「下降する5度」を「2人の愛の暗号」とみる。」日経 https://t.co/MzaG1MgqKS— ととろお(のべれ助ってん) (@novelletten) 2016年8月6日
この記事で紹介されている小倉貴久子さんのCD
星の冠(シュテルンビルト) ~ロベルト&クララ シューマン~
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・ ピリオド楽器によるシューマン夫妻の演奏会 - 浜松/東京 (続報) (2008.3.2)