※「シューマンおたく学会データベース」の更新情報です。
【CD】 イゴール・オイストラフ (vln.) を更新、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (cond.) を設置。
1969年のヴァイオリン協奏曲のライヴ録音。
第1楽章の終わりの方でヴァイオリン・ソロがカデンツァを弾いています(第329小節のトゥッティの後からの約23秒間)。このカデンツァについてはよくわからないので情報を募集中です。
音質があまりよくなくて細部は霧がかかったようで少々物足りませんが、演奏はおもしろいと思います。第3楽章のあまりの速さには驚嘆、甘美さとロマン性を排除したかのような音色と推進力。美しい音色とゆったり広がる夢幻性を求める人には受け入れがたいものかもしれませんし、好き好きはあるでしょうが、第3楽章でのこの独奏ヴァイオリンの推進性は、ライヴならではの気迫とあいまって、実に見事だと思います。なお、このCDの入手は難しいのではないかと思います。