クララのピアノ協奏曲(室内楽版) ピリオド楽器によるシューマン夫妻の演奏会 - 浜松/東京

 フォルテピアノの演奏家として活躍している小倉貴久子さんと弦楽五重奏団による、ピリオド楽器を用いたシューマン夫妻の演奏会です。

 以下に私がこの演奏会をこの欄でご紹介したくなった動機をざっとまとめてみました。

(1) クララのコンチェルトが演奏会で取り上げられることが稀。

(2) クララのコンチェルトの室内楽版が演奏会で取り上げられることはもっと稀。(昨日のニュース欄でお知らせした川嶋ひろ子さんのインタビューの中で、川嶋さんが2年前に初台の大ホールの公演で取り上げたとおっしゃっていたのを見て私がびっくりしたくらい、稀)

(3) 演奏会で取り上げられること自体、稀なクララのコンチェルトがピリオド楽器によって演奏される…としたら、これは「稀」とかという次元ではない。大事件である。

(4) しかも、ロベルト先生の ピアノ五重奏曲 op.44 と 謝肉祭 op.9 までもがピリオド楽器で演奏される…。

(5) その上、フォルテピアノは意欲的な演奏活動が高く評価されている小倉貴久子さん。

(6) 予告されている使用楽器がコンラート・グラーフ(1820)。

(7) チラシのシューマン夫妻の写真がうちのサイトの壁紙と一緒。

(8) 浜松の鰻は美味。

■2008年 2月23日(土) 14:00開演
 アクトシティ浜松音楽工房ホール

 博物館レクチャーコンサート/静岡文化芸術大学文化芸術セミナー
 静岡文化芸術大学の室内楽演奏会3

■2008年 3月2日(日) 14:00開演
 第一生命ホール
 TAN's Amici Concert

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クララ&ロベルト・シューマン
愛、輝きと優しさ
クラヴィーア・アンサンブル グラーフのフォルテピアノとともに
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(出演)
(フォルテピアノ) 小倉貴久子
(ヴァイオリン) 桐山建志
(ヴァイオリン) 藤村政芳
(ヴィオラ) 長岡聡季
(チェロ) 花崎薫
(コントラバス) 笠原勝二

(曲目)
C・シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 op.7 (室内楽版)
R・シューマン / ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
R・シューマン / 謝肉祭 op.9

※開演前に小岩信治氏によるプレトークあり。

チラシ(画像)

公演チラシ (PDF / 897 KB)

●浜松公演 予約・問い合わせ
浜松市楽器博物館 053-451-1128
(チケット発売:12/1)

●東京公演 予約・問い合わせ
トリトン・アーツ・ネットワーク チケットデスク 03-3532-5702

●詳細 (小倉貴久子さんのウェブサイト)

●アクトシティ浜松音楽工房ホール
※アクトシティ浜松のトップページ → 施設のご案内 → 研修交流センター (詳細画面へ) → 音楽工房ホール の順でクリック

●第一生命ホール

●当サイト内の関連情報
ととろお三籟日記 「浜松市楽器博物館探訪」

●2008.02.25 追記
浜松公演の「うな電」を伊藤さんの「A Plaza of Clara Schumann」の掲示板に投稿しました。
http://clara-schumann.net/forum_clara/

●2008.03.02 追記
公演終了後の簡単なまとめ記事を当サイトのニュースに投稿しました。