伊藤恵 シューマン・ピアノ曲 全曲録音完成記念コンサート (神戸/東京)

 20年にわたってシューマンのピアノ独奏曲の全曲録音に取り組んできた伊藤恵さんがこのほど全曲録音を完成、これを記念するリサイタルを神戸と東京で開催予定。神戸公演はシューマン&シューベルト、東京公演はオール・シューマン。CD「シューマニアーナ」もいよいよ完結です。新しい(そして最後の)CDについては発売情報がわかり次第、ニュースのページでお知らせしたいと思います。 (CD収録予定曲はこちら)

【神戸公演】
2007年 10/21(日) 15:00開演
神戸新聞松方ホール

シューマン・ピアノ曲 全曲録音完成記念コンサート
伊藤恵 ピアノ・リサイタル
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シューマン / 花の曲 op.19
シューマン / 謝肉祭 op.9
シューベルト / ソナタ 第19番 ハ短調 D958

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【予約・問い合わせ】
松方ホールチケットオフィス 078-362-7191
http://www.kobe-np.co.jp/matsukata/

詳細

【発売日】
友の会/6月6日(水)
一般/6月7日(木)

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【東京公演】
2007年 11/7(水) 19:00開演
浜離宮朝日ホール

伊藤恵 ピアノ・リサイタル
シューマン・ピアノ曲 全曲録音完成記念コンサート
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(オール・シューマン)
花の曲 op.19
謝肉祭 op.9
ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
トッカータ ハ長調 op.7

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【予約・問い合わせ】
カジモト・イープラス 0570-06-9960
http://kajimotoeplus.com/

リサイタル 詳細
「シューマニアーナ」ディスコグラフィー

●当サイト内関連記事
伊藤恵 CD「シューマニアーナ」 20年目の完結
シューマンのピアノ曲全曲録音完成!

ミュラー=ショット ヴァイオリン・ソナタのチェロ版 (銀座/西宮) ※都響では協奏曲 (上野/初台)

 ドイツ出身の若いチェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット氏の演奏会の情報です。彼はヴァイオリン・ソナタ第1番を自身でチェロ用に編曲してCD録音を行ったほどのシューマニアーナ。今回の来日公演ではベートーヴェン、プロコフィエフのほか、このシューマンのソナタも取り上げられる予定。

【東京公演】
2007年 6/15(金) 19:00開演 王子ホール

ダニエル・ミュラー=ショット チェロ・リサイタル
(ピアノ) ロベルト・クーレック

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ベートーヴェン / チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 op.69
シューマン(ミュラー=ショット編曲)
  / ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 op.105
プロコフィエフ / チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

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【予約・問い合わせ】
王子ホールチケットセンター 03-3567-9990
http://www.ojihall.jp/

●詳細

【兵庫公演】
2007年 6/17(日) 14:00開演
兵庫県立芸術文化センター/大ホール

ダニエル・ミュラー=ショット チェロ・リサイタル
(ピアノ) ロベルト・クーレック

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ベートーヴェン / チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 op.69
シューマン(ミュラー=ショット編曲)
  / ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 op.105
プロコフィエフ / チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

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【予約・問い合わせ】
兵庫県立芸術文化センターチケットオフィス
0798-68-0255
http://www1.gcenter-hyogo.jp/....

詳細
インタビュー

ミュラー=ショットのウェブサイト (独/英)

●アマゾンでCDを買う場合

あるいは、
 ・ アマゾン (US)
 ・ アマゾン (UK)

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【備考】
 現時点で東京・銀座と兵庫・西宮の公演情報が確認できました。他地域でも公演を行うのかもしれませんが不明です。なお、リサイタル以外では都響定期に出演、ベルンハルト・クレーの指揮でシューマンのチェロ・コンチェルトを演奏予定のようです。

●東京都交響楽団 定期演奏会 出演情報

(指揮) ベルンハルト・クレー
(チェロ) ダニエル・ミュラー=ショット

 ヘンツェ : 室内協奏曲 05 (日本初演)
 シューマン : チェロ協奏曲 イ短調 op.129
 ベートーヴェン : 交響曲 第7番 イ長調op.92

 → 6/21(木) 東京文化会館
 → 6/22(金) 東京オペラシティ

伊藤恵 スダーンとピアノ協奏曲、再共演 東京交響楽団 (川崎/新潟)

 広島交響楽団の演奏会でユベール・スダーン氏とシューマンのコンチェルトで初共演し、すばらしい名演を繰り広げた伊藤恵さんがスダーン氏とシューマンにて再演。スダーン氏の手兵@東響と川崎&新潟にて。

【川崎公演】
2007年 7/14(土) 18:00開演
ミューザ川崎シンフォニーホール

東京交響楽団 川崎定期演奏会 第12回

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(指揮) ユベール・スダーン
(ピアノ)伊藤恵

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ハイドン / 交響曲 第1番 ニ長調
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ベートーヴェン / 交響曲 第4番 変ロ長調 op.60

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【予約・問い合わせ】
TOKYO SYMPHONY チケットセンター 044-520-1511
http://www.tokyosymphony.com/

詳細
ミューザ川崎シンフォニーホール

【新潟公演】
2007年 7/15(日) 17:00開演
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館

東京交響楽団 第42回新潟定期演奏会

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(指揮) ユベール・スダーン
(ピアノ)伊藤恵

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ハイドン / 交響曲 第1番 ニ長調
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ベートーヴェン / 交響曲 第4番 変ロ長調 op.60

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【予約・問い合わせ】
りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 025-224-5521
http://www.ryutopia.or.jp/

詳細
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館

リンク
東京交響楽団
ユベール・スダーン
伊藤恵 ウェブサイト

伊藤恵 フモレスケ、謝肉祭 西国分寺(東京)

 東京での伊藤恵さんのリサイタルの情報です。フモレスケと謝肉祭がプログラムとして予告されています。場所は西国分寺、開演が平日の午前10時半とちょっと変わっていますが、夜だとコンサートに行けない方たちのために開催されている「モーニングコンサート」というシリーズの1つだそうです。また、このシリーズでは収益金を戦争などで傷ついた子供を治療している団体「ドイツ国際平和村」に寄付しているそうです。

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2007年 5/17(木) 10:30開演
国分寺市立いずみホール/東京
「第14回モーニングコンサート」
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(ピアノ) 伊藤恵

モーツァルト / きらきら星変奏曲 K.265 (300e)
シューマン / フモレスケ 変ロ長調 op.20
ショパン / 練習曲 「別れの曲」 ホ長調 op.10-3
      / 幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
シューマン / 謝肉祭 op.9

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【問い合わせ】
モーニングコンサートの会
http://www.morningconcert.com/

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 現時点で発表されている伊藤さんの都内でのリサイタルはこれと11月に予定されている「シューマニアーナ」完結記念リサイタル(浜離宮)の2つだけのようです。この浜離宮のリサイタルについては詳細がまだわかりませんが、「シューマニアーナ」完結記念リサイタルは10月に神戸でも開かれる予定ですので、詳細が判明しましたら神戸/浜離宮とあわせてお知らせしたいと思います。

1月のシューマン2題 グシュルバウアーとブリュッヘン

 さて、あれこれの諸事に煩わされているうちに、あっという間に2月も後半に突入してしまいました。このニュース欄の更新に手がまわらず、いささか情報が古くなりましたが、「1月のシューマン」について少し。

 昨年はシューマンの没後150年記念ということで、特に命日の7月29日を中心にシューマンの興味深い公演をたくさん聴くことができました。そのシューマン年も過ぎ去り、年が改まった1月も後半に入ってから、先の「記念年」を髣髴とさせるような(そして、私が「これは、これは…」と感じた)シューマン公演がありました。

 まず、読売日本交響楽団の定期演奏会、テオドール・グシュルバウアー氏の指揮によるオール・シューマン・プログラム。(1/22(月) サントリーホール)(※ 1) この公演ではオーケストラ伴奏による「悲劇」が取り上げられました(※ 2)。 この曲に関しては、私自身、オーケストラ版を聴いたことがなかったため、興味津々で出かけました。この「悲劇」では「ペリ」や「うたびとの呪い」のような作品で聴くことのできる、シューマン特有のオーケストラと人間の声のやわらかなやりとりが繰り広げられ、まさに夢のようなひとときでした。また、交響曲を含め、この演奏会では全体的にオーケストラが厚く重くよく鳴っていたと思いますし、とても自然なアプローチでした。

 もう1つの公演は新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会。フランス・ブリュッヘン氏によるシューマンの交響曲第4番「初演版」。(1/26(金),27(土) すみだトリフォニーホール)(※ 3) ブラームス校訂による1841年版ではなく、初演時の稿による1841年版です(ややこしいですね^^)。両翼配置、ピリオド奏法を取り入れた演奏。ピリオド・オーケストラ風の明るく透明な響きと軽快な流れはこの版にとても合っていましたし、第4楽章の木管群のハーモニーの美しさは格別でした。 (そしてプログラム後半のベートーヴェンの「プロメテウス」は想像を絶する名演でした…)

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※以下、この2つの公演の記録です。

●1/22(月) サントリーホール

読売日本交響楽団 第456回定期演奏会

(指揮) テオドール・グシュルバウアー
(ソプラノ) 堪山貴子
(テノール) 高橋淳

(オール・シューマン・プログラム)
歌劇 「ゲノフェーファ」 op.81 より ~ 序曲
交響曲 第1番 変ロ長調 op.38 (春)
悲劇 (ハイネの詩による) (※)
交響曲 第2番 ハ長調 op.61

(※)「バラードとロマンス 第4集」 op.64 の第3曲の作曲者自身によるオーケストラ伴奏版。

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●1/26(金)
●1/27(土) すみだトリフォニーホール

新日本フィルハーモニー交響楽団
第412回定期演奏会 「夢の再共演」

(指揮) フランス・ブリュッヘン

シューマン / 交響曲 第4番 ニ短調 (初演版) op.120
ベートーヴェン / バレエ音楽 「プロメテウスの創造物」 op.43

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(※ 1)2003年12月の定期演奏会でもグシュルバウアー氏の指揮によるオール・シューマン・プログラムの公演が行われました。

(※ 2)「バラードとロマンス 第4集」 op.64 の第3曲の作曲者自身によるオーケストラ伴奏版。曲は3つの部分から成り、(1)若者が惚れた娘に駆け落ちしてくれと懇願する(駆け落ちしてくれなかったら死んでやる) (2)2人は駆け落ちをした→2人とも最後には死んでしまった(不幸な結末) (3)墓場に立つ菩提樹の、その木の下で若く(新しい)恋人たちが泣く……。この曲のCDですが、オーケストラ伴奏版については情報がほとんどなく、入手はとても難しそうです。ピアノ伴奏版は探せばいろいろと見つかります。(たとえばハイペリオン盤

(※ 3)ブリュッヘン氏は2005年2月に新日本フィルを、というか、日本のオーケストラを初めて指揮。この時もシューマンを取り上げました