月刊「ショパン」 (2010年6月号) - シューマン生誕200年の特集

月刊「ショパン」 2010年6月号(第27巻第6号通巻317号)

特集2
祝 生誕200年 HAPPY BIRTHDAY
Dear シューマン (pp.83-96)

華やかなドイツ・ロマン主義時代を生きた大音楽家の素顔に迫る!


シューマン VS ショパン
同い年の偉大な音楽家対決! (pp.84-85)

  萩谷由喜子 (音楽評論家)
  あらあゆみ (イラスト)


ライプツィヒを訪ねて…
写真で辿る、シューマンの足跡 (pp.86-87)

  澤谷夏樹 (音楽評論)


華やかなロマン主義時代を生きた大音楽家
シューマンの生涯 (pp.88-91)

  真嶋雄大 (音楽評論)


ピアニストに聞くシューマンの魅力とは (pp.92-93)

 伊藤恵 (p.92) Website
   美しい「幻」を音楽で表現して…
           (浅野恵子/文)

 田部京子 (pp.92-93) Website
   さまざまな「想(おもい)」がファンタジーと融合
   葛藤から生まれる独特の高揚感

 竹村浄子 (p.93) Website
   クララへの想いが「音」に溢れて…
           (編集部 劉優華/文)


今年のテーマは、シューマン!
『第12回 別府アルゲリッチ音楽祭』開催 (p.94)

  石戸谷結子/文 堀田力丸/写真

シューマンへの想いを語る (p.93) ※囲み記事

 チョン・ミョンフン/指揮者・ピアニスト
 イム・ドンヒョク/ピアニスト

マルタ・アルゲリッチに聞く
シューマンの魅力とは? (p.95)


シューマン生誕200年記念
アニバーサリーCD&コンサート情報 (p.96)


おたよりカフェテラス 読者のページ にて 投稿募集

8月号のテーマ
「ショパンとシューマン、あなたはどっち派?」

  しめきり: 6/18 (必着)
  掲載予定号:8月号 (7/18発行)

  ※投稿規定などについては6月号 p.129 を参照してください。

- 月刊「ショパン」 ウェブサイト

水戸に新ダヴィッド同盟!

当ニュースのTwitter版でも速報をお伝えしましたが、シューマン生誕200年の年にふさわしいすばらしい演奏グループが結成されるそうです。吉田秀和さんが館長を務める水戸芸術館に新たな専属楽団「新ダヴィッド同盟」が発足するとのこと。メンバーの顔ぶれがすばらしく豪華です。

庄司紗矢香 (ヴァイオリン) Website
佐藤俊介 (ヴァイオリン) Website
磯村和英 (ヴィオラ) Website
石坂団十郎 (チェロ) Website
小菅優 (ピアノ) Website

報道によれば、第1回の演奏会は今年の12月22日だそうです。

- 庄司紗矢香さんら参加 水戸芸術館に新楽団「新ダヴィッド同盟」 (産経ニュース 2010.05.27)

- 水戸芸術館、若手ら5人の室内楽団旗揚げへ (茨城新聞 2010.05.27)

- 水戸芸術館

水戸芸術館の吉田館長が訳した歴史的名著。
岩波文庫「音楽と音楽家」(シューマン著/吉田秀和訳)

岩波書店ウェブサイト内の書籍情報

NHK-FMで1週間にわたるシューマン特集 「シューマン・イヤーによせて (1)~(5)」 (続報)

先日、速報としてお知らせしたNHK-FM「ベストオブクラシック」のシューマン特集「シューマン・イヤーによせて (1)~(5)」の詳細です。

放送内容として発表されている曲の演奏時間の合計と番組の放送時間に齟齬をきたしている日がありますので(木曜、この内容では大幅に放送時間が余ってしまうはずです)、番組表に掲載されていない曲の放送もあるのかなと想像しています。

# ハーディング&カプソンの演奏会や、メルクルさんのレクイエムなど、既にネットの海外ラジオで聴いてしまったものもありますが、個人的に聴いてみたいなと思うのが、白神さんのクインテット、ヴラトコヴィチ参戦^^の op.86 でしょうか。ただ、ラジオは聴けない(=録音に失敗する)ことが多いので、これも聴けないかも。

●NHK番組表を見る (ここをクリックすると検索結果を表示します)
●NHK-FMブログ 「5月17日(月)~5月23日(日) 今週のおすすめ番組」

●NHK-FMで1週間にわたるシューマン特集 「シューマン・イヤーによせて (1)~(5)」 (速報版)


NHK-FM「ベストオブクラシック」 (2010年5月)
シューマン特集「シューマン・イヤーによせて (1)~(5)」


■ 5/17(月) 交響曲と協奏曲 (1)

4つのホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュトゥック ヘ長調 op.86
 (ホルン) ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
       ゾーラ・スローカー
       リッカルド・セラーノ
       シモーネ・バロンチーニ
 (管弦楽) スイス・イタリア管弦楽団
 (指揮) アレクサンドル・ヴェデルニコフ
 (収録 : 2009.10.28 スイス・ルガーノ会議場)

交響曲 第1番 変ロ長調 op.38 (春)
 (管弦楽) プラハ・フィルハーモニア
 (指揮) ヤクブ・フルーシャ
 (収録 : 2009.08.22 チェコ チェスキー・クロムロフ)

■ 交響曲 第2番 ハ長調 op.61
 (管弦楽) ローザンヌ室内管弦楽団
 (指揮) オッコ・カム
 (収録 : 2009.06.16 スイス・ローザンヌ、メトロポール・ホール)


■ 5/18(火) 歌曲と室内楽曲

哀れなペーター  「ロマンスとバラード」 op.53 第3曲
君の頬を寄せて op.142-2
わたしの愛は輝く op.127-3
きみのおもざし op.127-2
わたしの馬車はゆっくりと op.142-4
ベルシャザル op.57
にらみあう兄弟  「ロマンスとバラード」 op.49 第2曲
夕べ浜辺に  「ロマンスとバラード」 op.45 第3曲
ふたりのてき弾兵  「ロマンスとバラード」 op.49 第1曲
歌曲集「詩人の恋」 op.48

 (バリトン) ジェラルド・フィンリー
 (ピアノ) ジュリアス・ドレイク
 (収録 : 2009.06.01 ドイツ、シュヴェチンゲン宮殿、モーツァルトホール)

ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
 (ピアノ) 白神典子
 (演奏) ヴォーチェス弦楽四重奏団
 (収録 : 2009.09.25 ルーマニア、ブカレスト、ルーマニアン・アテネウム)


■ 5/19(水) 交響曲と協奏曲 (2)

ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
 (ピアノ) マルタ・アルゲリッチ
 (管弦楽) ベルリン・ドイツ交響楽団
 (指揮) シャルル・デュトワ
 (収録 : 2009.11.19 ドイツ、ベルリン、フィルハーモニー)

チェロ協奏曲 イ短調 op.129
 (チェロ) アルバン・ゲルハルト
 (管弦楽) 北ドイツ放送交響楽団
 (指揮) クリストフ・フォン・ドホナーニ
 (収録 : 2009.06.14 ドイツ、ハンブルク、ライスハレ)

交響曲 第3番 変ホ長調 op.97 「ライン」
 (管弦楽) ブダペスト祝祭管弦楽団
 (指揮) アンドリュー・デイヴィス
 (収録 : 2009.04.03 ハンガリー、ブダペスト
     ベーラ・バルトーク・ナショナルコンサートホール


■ 5/20(木) 宗教曲と劇音楽

レクイエム op.148

 (ソプラノ) シビラ・ルーベンス
 (メゾ・ソプラノ) ウルリケ・シュナイダー
 (テノール) クリスティアン・エルスナー
 (バス) フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ
 (合唱) 中部ドイツ放送合唱団
 (管弦楽) 中部ドイツ放送交響楽団
 (指揮) 準・メルクル
 (収録 : 2009.11.22 ドイツ、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス)

劇音楽「マンフレッド」 op.115

 マンフレッド…(語り) ジルヴェスター・グロート
 アスタルテ…(語り) ウルリケ・フルデ
 精霊1…(メゾ・ソプラノ) アンネ・カタリーナ・ティム
 精霊2…(ソプラノ) アンナ・ラッド・マルコウスカ
 精霊3…(バス) トーマス・エルテル・ゴアマンス
 精霊4…(テノール) アルブレヒト・ザック
 (バス) キム・ジェヒョン
      マティアス・ホフマン
      ハンス・ユルゲン・アンダー・ドナート
      イ・ゴヌク
 (合唱) 中部ドイツ放送合唱団
 (管弦楽) 中部ドイツ放送交響楽団
 (指揮) 準・メルクル
 (収録 : 2010.01.10 ドイツ、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス)


■ 5/21(金) 交響曲と協奏曲 (3)

歌劇「ゲノフェーファ」 op.81 序曲
 (管弦楽) ノルウェー放送管弦楽団
 (指揮) ジェームズ・ダドル
 (収録 : 2009.06.11 ノルウェー、オスロ、リンデマンホール)

劇音楽「マンフレッド」 op.115 序曲
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
交響曲 第4番 ニ短調 op.120
 (管弦楽) スウェーデン放送交響楽団
 (指揮) ダニエル・ハーディング
 (ヴァイオリン) ルノー・カプソン
 (収録 : 2010.01.15 スウェーデン、ストックホルム、ベルワルドホール)

(CD) "シューマン:予感 (Ahnung)" (世界初録音) - マティアス・キルシュネライト Matthias Kirschnereit "Scenen"

Überlingen で発見された、これまで未発見だった「予感 (Ahnung)」が早速CD録音され、発売されました。ピアニストのマティアス・キルシュネライト (Matthias Kirschnereit) のオール・シューマンの新譜 "Scenen" に収録されたとのこと。レーベル・サイトで試聴ができるほか、YouTubeには新譜に関するキルシュネライトのインタビュー動画が掲載されており、その中でも新譜収録曲の一部を聴くことができます。

Robert Schumann "Scenen"
Matthias Kirschnereit (pf.)
Berlin Classics

(収録曲)
Papillons op. 2
Kinderszenen op. 15
Ahnung (1838) ※世界初録音
Waldszenen op. 82
Variationen über ein eigenes Thema Es-Dur o. op.

- Matthias Kirschnereit über seine neue Schumann CD "Scenen" (YouTube 演奏者インタビュー)

※以下の2つのリンクはGoogle翻訳の英語訳に接続しています。(日本語翻訳の機能がお粗末なため)
- Robert Schumann "Scenen" (NDR Info, 15 May, 2010)
- "MATTHIAS KIRSCHNEREIT Scenen" (Berlin Classics)

- マティアス・キルシュネライト 公式サイト

ところで、この曲については「楽譜が出版された」ということを以前のエントリーでお知らせしました。国内の業者にオーダーしたところ在庫がないと言われたので、しょうがなくて自分で海外発注したところ、先週になってようやく私の手元にも届きました。わずか8頁、楽譜部分はたった1頁しかありませんが、付属のドキュメント類がとても興味深く、Michael Beiche の Commentary 部分もおもしろい内容です。 (Commentary 部分は独・英・仏語、Critical Notes は独・英語のみです。)

世界初演の演奏動画、楽譜などについては以前のエントリーをご覧ください。

NHK-FMで1週間にわたるシューマン特集 「シューマン・イヤーによせて (1)~(5)」 (速報版)

※続報はこちら (2010.05.16)


今日は(たぶん明日も)サイト更新をしている時間がとれませんので、速報だけここに入れておきます。

来週のNHK-FM「ベストオブクラシック」で1週間にわたってシューマンが特集されます。

ここをクリック (NHK番組表の検索結果)

※準・メルクルさんのレクイエムが放送されるという未確認情報もありますが、レクイエムに関しては海外ラジオで放送されるものを今週まだ聴くことができます。放送は5/13(現地時間)ですので、NHKのFMは聴けないがPCでならウェブラジオが聴けるという方は(そういう方も多いのではないかと思いますが)、チェックしてみてください(日本時間の何時なのかは調べておりませんのでよろしくです…)。

NRK KLASSISK

Robert Schumann (1810-1856): Requiem i Dess-dur, op. 148
Solister: Sibylla Rubens (sopran); Ulrike Schneider (mezzosopran); Christian Elsner (tenor); Franz-Josef Selig (bass)
MDR Symfoniorkester
dirigert av Jun Märkl
Fra Gewandhaus i Leipzig 22. november 2009

諸々の速報はTwitterで流しているのでそちらをご覧ください。

シューマンおたく学会ニュース@超簡易版 (Twitter版)