伊藤恵 エッセイ「我が心の曲 ~ シューマン ユーゲントアルバム~」

 財団法人日本ピアノ教育連盟の会報(2005年 秋号 No.83)に伊藤恵さんのエッセイ「我が心の曲 ~シューマン ユーゲントアルバム~」が掲載されています。同財団のウェブサイトにて読むことができます(PDF)。子供時代から因縁のあったシューマンとのかかわりのほか、クララへの憧れ、来年のN響定期で演奏予定のクララのコンチェルトの話題も少し登場します。

●詳細 → 財団法人日本ピアノ教育連盟 会報(2005年 秋号 No.83)

●シューマンおたく学会内の関連情報

「伊藤恵 クララのピアノ協奏曲を弾く!
シューマン夫妻記念年
ローベルト生誕週間のN響定期」

財団法人日本ピアノ教育連盟 第22回全国研究大会 「没後150年 シューマン ~思索する音楽」(2006年3月)

 2006年3月29日(水)、30日(木)の2日間にわたって、財団法人日本ピアノ教育連盟の主催のシューマンをテーマに据えた研究大会が開催されます。会場は西東京市の保谷こもれびホール(西武池袋線保谷駅もしくは西武新宿線田無駅ほか)。国内の著名演奏家による演奏のほか、ジャック・ルヴィエ氏のリサイタルと公開レッスン、月刊「レッスンの友」誌上にてシューマンのピアノ曲の全曲解説に取り組まれている西原稔氏の講演など、興味深い企画が盛り込まれた、たいへん意欲的な大会です。

●詳細 → 財団法人日本ピアノ教育連盟

下野竜也/伊藤恵 シューマンで共演(読売日響) 2006都民芸術フェスティバル

 例年1月から3月頃にかけて行われる「都民芸術フェスティバル」は、良質のオーケストラ公演と室内楽公演を低料金で聴くことができる演奏会として人気の高いシリーズです。今日現在、主催団体である日本演奏連盟のウェブサイトや、東京都生活文化局ウェブサイト内の「都民芸術フェスティバル」のページには、2006年の全体スケジュールはまだ発表されていませんが、イープラス「@ぴあ」には既に発売情報が掲載されていました。

 上記のプレイガイド情報によると、来年2月4日、同シリーズの読売日本交響楽団演奏会において、若手指揮者として活躍の場を広げている下野竜也さんとピアニストの伊藤恵さんによるシューマンの共演があるとのこと。4年半前の「シューマンおたく学会ニュース」(2001.04.01号)でもお知らせしたように、下野竜也さんはシューマンの交響曲第4番で華々しくデビューした、当「シューマンおたく学会」注目の若手指揮者です。来年の「都民芸術フェスティバル」ではシューマン記念年にふさわしく、得意のシューマンを引っ提げての登場。プログラム1曲目のマンフレッド序曲はもとより、シューマニアーナ@伊藤恵さんとのピアノ協奏曲の共演が今から楽しみです。

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2006都民芸術フェスティバル
オーケストラ・シリーズ No.37 読売日本交響楽団

2006年 2/4(土) 18:00開演
東京芸術劇場 大ホール (池袋)

(指揮) 下野竜也
(ピアノ) 伊藤恵
(管弦楽) 読売日本交響楽団
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シューマン / 劇付随音楽 「マンフレッド」 op.115 ~ 序曲
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ストラヴィンスキー / 舞踊音楽「春の祭典」

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●予約・問い合わせ
日本演奏連盟事務局 03-3437ー6837

●発売情報

●都民芸術フェスティバル (東京都生活文化局)

※チケットの一般発売は11月1日から。全体スケジュールの詳細については近日中に、主催団体および都のウェブサイトに掲載されるものと思われます。

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●読売日本交響楽団

●下野竜也 関連情報
 ・プロフィール (梶本音楽事務所)
 ・シューマン公演の検索結果

●伊藤恵 関連情報
 ・公式ウェブサイト
 ・CD「シューマニアーナ」シリーズ
 ・シューマン公演情報 (2005年後半)
 ・シューマン公演情報 (2006年前半)

漆原朝子 ふたたび! ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会 「漆原朝子&迫昭嘉のシューマン」

 神戸の松方ホールにて伝説的なヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会ライヴ盤はフォンテックにて発売中)を行った漆原朝子さんが、来年、今度は迫昭嘉さんとの共演で、ふたたびシューマンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会を神戸と東京で行うようです。

 驚いたことに、コジマ・コンサートマネジメントのウェブサイトによれば、2つの公演のうち、神戸公演の方は松方ホールの「開館10周年記念 シューマン・プロジェクト」の一環とのこと。松方ホールのウェブサイトにはまだ詳細が掲載されていないため、どのようなプロジェクトなのかよくわかりませんが、全容が判明したら改めてお知らせしたいと思います。

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ロベルト・シューマン没後150周年記念
「漆原朝子 & 迫昭嘉のシューマン」

~ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全3曲&3つのロマンス~

(神戸公演:神戸新聞松方ホール 
 開館10周年記念 シューマン・プロジェクト)

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2006年 7/5(水) 19:15開演 神戸新聞松方ホール
2006年 7/7(金) 19:15開演 第一生命ホール/勝どき
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(オール・シューマン)
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 イ短調 op.105
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番 イ短調 遺作
 ヴァイオリンとピアノのための「3つのロマンス」 op.94
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 二短調 op.121

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発売日/料金 未定

【問い合わせ】
コジマ・コンサートマネジメント
 東京 03-5379-3800
 大阪 06-6241-8255
http://www.kojimacm.com/

●詳細
http://www.kojimacm.com/digest/
060705-07/060705-07.html

●神戸新聞松方ホール
http://www.kobe-np.co.jp/matsukata/

●第一生命ホール
http://www.dai-ichi-seimei-hall.jp/

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●漆原朝子のCD 「シューマン ヴァイオリン・ソナタ全集」
(シューマンおたく学会 DB)

フォンテック(オンラインでオーダー可)

●迫昭嘉 ピアノ・リサイタル(幻想曲 op.17)
2006年 3/30(木) 日本大学カザルスホール

(2006.03.11 追記)
●漆原さんのコンチェルトへの出演予定もあります。
詳しくはニュースに掲載したプロジェクトの日程表(↓)を見てください。
http://robert-schumann.com/novelletten/news.php?itemid=105

ピアニストのエリック・ル・サージュ 2006年よりピアノ曲と室内楽作品の全曲録音開始?

 昨日、久々に出かけた、彩の国さいたま芸術劇場の「ピアニスト100」シリーズ。昨日の公演はエリック・ル・サージュ氏のリサイタルでしたが、そのプログラムノートに、なんとル・サージュ氏が2006年よりシューマンのピアノ作品と室内楽作品の全曲録音を開始する云々という記述がありました。昨日は見事なフモレスケほかのシューマン演奏を聴くことができましたので、もし本当にこの全曲録音が実現し、それが完結するのであれば、私にとっては大いなる楽しみと言うほかはありません。録音の実現と完結を心より願っております。

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エリック・ル・サージュ(所属事務所/英語・フランス語)
エリック・ル・サージュ 公式サイト(フランス語)