ライプツィヒ弦楽四重奏団の新譜: 弦楽四重奏曲全集(初稿版?) / ツァハリアスとのピアノ五重奏曲

今夜のLFJで弦楽四重奏曲第1番を演奏するライプツィヒ弦楽四重奏団ですが、弦楽四重奏曲の全曲を収録した新譜では初稿版を使用しているらしいとの情報を教えていただきました。

※この新譜については確認中です。情報が入りましたら続報をお知らせいたします。

●レーベルサイトに簡単な情報もありました。
●北ドイツ放送協会(NDR)のウェブサイトにも新譜の話題がありました。

●レーベルの販促用テキストから

The original versions of Robert Schumann's string quartets have never been heard in recorded form. The Leipzig String Quartet discovered this repertoire gap and now has filled it with a fascinating recording premiere on two CDs.

Robert Schumann (1810-1856)
Piano Quintet op. 44
String Quartets op. 41, 1-3
(First Version)

Christian Zacharias, piano
Leipziger Streichquartett

●公演情報はここで検索

新譜 シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集

アリアCDのブログに世界初録音を多数含む、ピアノと管弦楽のための作品集の新譜情報が掲載されています。(クララの作品あり)

内容について非常に詳しく書かれていますので、アリアCDのブログで詳細をご覧ください。

「シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集」 (ミヒンの最速クラシックCDインフォメーション)

●当サイト内関連情報
Lev Vinocour:ピアノのための練習曲の全集(3枚組)

(DVD) The Schumann Encounter: Robert's Rescue - サー・ロジャー・ノリントン

ノリントン出演、ドラマ風の(?)交響曲第2番のリハーサル風景のDVDですが、一部を YouTube で見ることができます。

こちらの「ニュース」にエントリーしようと思ったのですが、動画の画面サイズが最小でもこのブログの幅より大きかったので、こちらには貼らず、CDメモ書き用ブログにエントリーしました。

こちらに詳細情報

ピリオド楽器によるシューマン夫妻の演奏会がCDに!

以前、何度かお知らせした、浜松市楽器博物館所蔵のピリオド楽器を用いたシューマン夫妻の作品の演奏会のライヴ盤が8/30の日付で発売される(発売された)そうです!

収録曲はクララのピアノ協奏曲(室内楽版)、ロベルトのピアノ五重奏曲 op.44、ボーナストラックにはアンコールで演奏された桐山さんの編曲によるクララの未完のピアノ協奏曲(室内楽版)です。詳細は下記リンク先をご覧ください。

→ CD詳細

浜松市楽器博物館のミュージアムショップ(通信販売あり)や一般のCDショップでも購入可能です。

→ 浜松市楽器博物館
→ ミュージアムショップ ウェブサイト

ピアニストの小倉貴久子さんのウェブサイトからも購入可能です。

→ 小倉貴久子さんのウェブサイト

※当サイト内のこのコンサートの記事

伊藤恵 CD「シューマニアーナ」 20年目の完結 シューマンのピアノ曲全曲録音完成!

 シューマンのピアノ曲全曲録音、CD「シューマニアーナ」シリーズを録音してきたピアニストの伊藤恵さんが今年、神戸の松方ホールで録音を完了させました。シリーズの最後となる「シューマニアーナ XII」と「シューマニアーナ XIII」は10月21日、フォンテックより2枚同時に発売されました。 (今なら2枚買って応募すると、「シューマニアーナ20年の道」というDVDがもらえます。)

 これまでシューマンのピアノ曲の全曲録音(作品番号のついているピアノ曲の全曲録音)として知られているものは、

(1) カール・エンゲル
(2) イェルク・デームス
(3) レーヌ・ジャノリ
(4) フランツ・フォーラバー

…くらいなものでしょうか。

 私はエンゲル氏のシューマンのCDを1枚も持っていないため、録音内容の詳細はわかりません(※)。フォーラバー氏については2003年のこのニュースの欄で全集の録音が開始されたらしい…とお知らせしましたが、既に全曲の録音が完了し発売されています。 (最近は箱売りされていますが、箱で買う方がバラで買うよりずっと安いので、途中までバラで買ってしまった私は今とても困っています。)

 シューマンのピアノ曲全集と銘打ったものについては、ざっと数え上げてみても、このくらいしか名前があがりませんから(もしかしたらほかにも録音があるのかもしれませんが私は知りません。完結していない複数の録音プロジェクトについてはカウントしておりません)、伊藤さんのCDのシリーズがいかに貴重なものか、ご理解いただけると思います。アジアで初、日本で初、というか、欧州以外では初? ジャノリ女史に次いで女性で2人目?

 しかし、このような「ギネスブック」的な視点を取らずとも、「シューマニアーナ」は特別なものです。なぜなら、私たちと同じ国・同じ時代に生きている「私たちのピアニスト」が20年もかけてシューマンのピアノ曲をレコーディングし続け、全曲を録音し終わったことは、私たちにとってもとても意味のあることだからです。ウィーンの誰それ、ドイツの誰それ、パリの誰それ…ではなく、日本の「私たちのピアニスト」がシューマンの作品をこれだけたくさん弾いて録音してくれた、そのことに私はまず深い感動を覚えますし、感謝したい気持ちになります。

 「シューマニアーナ」シリーズ中、いずれのディスクに収められている演奏もすぐれたものだと思います。また、「聴いてみたいと思ってCDを探したら見つからなかった」というような珍しい曲も(作品番号がついているものであれば)、これからは伊藤さんの「シューマニアーナ」でたやすく聴くことができるようになるでしょう。

 「シューマニアーナ」の最後を飾った2枚のディスクについて。
 ここに来て「ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲」やソナタ第3番の "Scherzo. Vivacissimo" のような、作品番号はついていないけれどすばらしい曲が収録されるとは思わなかったので、はじめに収録曲目を見た時には驚きました。また、「最後のひとしずくのうまみ」とでも申しましょうか、これまで録音されなかった私の大好きな曲の数々(夜曲、3つのロマンツェ、"Scherzo. Vivacissimo" もそうだし、なんといってもトッカータ!)がこの2枚で一挙にまとめて放出された感があります。この2枚を繰り返して聴くことが最近の私の日課になっています。シリーズ最後のディスクである (13) が「花の曲 op.19」で美しく、静かに、そして味わい深くしめくくられている点もこのシリーズに「花」を添えているように思えます。…そう考えてみれば、この「シューマニアーナ」はロベルトからクララに捧げられた花束に似ているかもしれません。その意味では、このシリーズは花束のようなピアノ曲集と呼べるでしょう。(*^^*)

■シューマニアーナ XII
 rec. 2007/01/6-10, 04/01, 神戸新聞松方ホール
 fontec / FOCD9318

4つの行進曲 op.76
ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
4つのフーガ op.72
スケルツォ op.posth.
  (ピアノ・ソナタ 第3番 第2楽章 初稿)
夜曲 op.23
トッカータ op.7

■シューマニアーナ XIII
 rec. 2007/01/6-10, 04/01, 神戸新聞松方ホール
 fontec / FOCD9319

音楽帖 (アルブムブレッター) op.124
フゲッタ形式の7つのピアノ小品 op.126
3つのロマンツェ op.28
花の曲 op.19

※CD付録のリーフレットの曲目解説はいずれも松本學氏。元都響参事で現九響事務局長の今村晃氏と日本経済新聞社の池田卓夫氏がそれぞれ (12) と (13) に寄稿している。

●伊藤恵 プロフィール(梶本)
●伊藤恵 公式サイト
●シューマニアーナ 全タイトル
●フォンテック

●「シューマニアーナ」完成記者会見(クラシックニュース / 動画)
●関連記事、インタビューの情報

▼ととろおチョイス@おすすめインタビュー記事
松本學氏によるインタビュー
「伊藤恵が語る、シューマン全曲録音への思い」

(PDFファイル)

●記念のリサイタルが行われた。
・ 2007年 10/21(日) / 神戸新聞松方ホール
・ 2007年 11/ 7(水) / 浜離宮朝日ホール

(※)(2008.01.02 追記)
カール・エンゲルのピアノ協奏曲のCDを入手することができました。
→ CDの情報を見る