アルゲリッチ 室内楽集 (1994) 「アンダンテと変奏曲」室内楽版入り

※「シューマンおたく学会データベース」の更新情報です。

アルゲリッチの室内楽集を掲載。

更新 : マルタ・アルゲリッチ (pf.)今井信子 (vla.)ミッシャ・マイスキー (vlc.)アレクサンドル・ラビノヴィチ (pf.)ナターリャ・グートマン (vlc.)

新設 : Dora Scwarzberg (vln.)Lucy Hall (vln.)Marie-Luise Neunecker (hrn.)

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「アンダンテと変奏曲」の室内楽版を含んでいるCDの中では入手しやすいものではないかと思います。

なお、比較的新しい録音では、フィラデルフィア管の自主制作盤にも含まれています。
フィラデルフィア管 自主制作盤の詳細はこちら

「N響アワー」に関連して クララの協奏曲のCD

 先日お伝えしたように、9/10(日)のNHK教育テレビ「N響アワー」にて、シューマン夫妻の特集が放送されました。この番組の中で、6月の定期公演で演奏されたクララのピアノ協奏曲の第3楽章とローベルトの交響曲第1番「春」が紹介されました(Cプロ初日、NHKホール。公演の情報はここ)。

 作曲家の池辺晋一郎さんがピアノを弾きながらわかりやすく作品について解説し、ソリストの伊藤恵さん、指揮者の準・メルクルさんのインタビューが紹介されていた点、楽しく、親しみを持って見ることのできる番組内容でした。「春」は有名な曲ですし、テレビやラジオでも紹介される機会が少なくない作品ですが、めったに演奏される機会のない(従って、知られる機会もないままの)クララのピアノ協奏曲の話題と(一部とはいえ)その実際の鳴り響きが地上波の全国放送のテレビ番組、それもプライムタイムで取り上げられたのは非常に画期的な出来事でした。

 さて、この番組をご覧になって、クララのピアノ協奏曲のCDがほしいと思った方は少なくないのではないかと思いますが、ディスクの入手については案外と難しいかもしれません。ディスクの簡単な一覧表は ここ にありますが、さらに詳しい一覧表は伊藤書記長の "A Plaza of Clara Schumann" にありますので参考にしてみてください。

 一番入手しやすく、しかも安いCDは、比較的最近の発売であるナクソス盤ではないかと思います。ナクソスのシリーズが並んでいるコーナーがあるようなショップの店頭で探してみてください。(ナクソス・ライブラリーで聴くこともできるかもしれませんが、会員になったことがないので、クララの協奏曲も聴くことができるのかはわかりません。)

●アマゾン/日本 (国内盤)
●アマゾン/日本 (輸入盤)
●アマゾン/日本 検索結果を表示
●NAXOS 詳細ページ (英語
 (http://www.naxos.com/)
●NAXOS/日本 詳細ページ
 (http://www.naxos.co.jp/)

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■関連リンク

●クララ・シューマン データ関連もくじ
●クララ・シューマン ピアノ協奏曲一覧
(上記2つのリンクはシューマンおたく学会DB内)

●クララのことなら "A Plaza of Clara Schumann"

ノヴェレッテン op.21 のべろく入り抜粋盤と全曲録音 (E・リッチ、N・ロス)

※「シューマンおたく学会データベース」の更新情報です。

【CD】 エリザベス・リッチ (pf.) と ニコラス・ロス (pf.) を設置。貴重なノヴェレッテンの録音。リッチは抜粋盤、なんと「のべろく」こと「第6曲」を抜粋収録(のべろく入り抜粋盤、ほかに見たことありません)。ロスは全曲録音。

ニコライ・デミジェンコ

※「シューマンおたく学会データベース」の更新情報です。

【CD】ニコライ・デミジェンコ (pf.) を設置。 ソナタ第1番 op.11、ソナタ第3番 op.14の全曲とライヴ録音からの「クララ・ヴィークの主題による変奏曲」の抜粋、フモレスケ op.20、ノヴェレッテン op.21(全曲)。

 いずれも、とてもすばらしい演奏。「のべろく」ことノヴェレッテンの第6曲は超個性的だが、考え抜かれた構成と完全なコントロールによって、陰影の深く、あの短い曲がここまで詩的なドラマを孕んだものとして響くのかと驚きました。

I・オイストラフ ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ付) ロジェストヴェンスキー指揮 (REVELATION)

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【CD】 イゴール・オイストラフ (vln.) を更新、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (cond.) を設置。

 1969年のヴァイオリン協奏曲のライヴ録音。

 第1楽章の終わりの方でヴァイオリン・ソロがカデンツァを弾いています(第329小節のトゥッティの後からの約23秒間)。このカデンツァについてはよくわからないので情報を募集中です。

 音質があまりよくなくて細部は霧がかかったようで少々物足りませんが、演奏はおもしろいと思います。第3楽章のあまりの速さには驚嘆、甘美さとロマン性を排除したかのような音色と推進力。美しい音色とゆったり広がる夢幻性を求める人には受け入れがたいものかもしれませんし、好き好きはあるでしょうが、第3楽章でのこの独奏ヴァイオリンの推進性は、ライヴならではの気迫とあいまって、実に見事だと思います。なお、このCDの入手は難しいのではないかと思います。