内田光子さんのシューマンについて

(追記 2016.12.06)
「秋に Im Herbste」について追記があります。Spotifyで聴くことができます!

(追記 2016.02.29)
「秋に Im Herbste」について追記があります。Amazon MP3, NMLでも聴くことができます。

(追記 2014.09.25)
シカゴ交響楽団のウェブサイトでの演奏会の音源の公開は終わっているようですが(リンク先にアクセスするとページがありません状態に…)、SoundCloud の方ではまだインタビューも演奏会の方もどちらも聴けるようです。下記本文中の SoundCloud のリンクからアクセスしてみてください。


ツイッターでは何度もお知らせしていた話ですが、こちらのニュースのブログにも書こうと思っているうちに書かないまま時間が経った2つのことについて。

1) 2014年3月、ムーティ指揮シカゴ交響楽団と内田光子さんが共演してシューマンのピアノ協奏曲を演奏しました。(3/20, 3/21, 3/22 の3公演)

この演奏会のライヴ録音が米国のラジオで7月に放送され、シカゴ響のウェブサイトでもオンデマンドで公開されました。9月に入ったら公開が終わるかと思っていたのですが、まだ聴けるようです。

演奏会の後半はシューベルトのグレイトです。内田さんのインタビュー(英語)もアップされています。

シカゴ交響楽団のオンデマンドのページ

上記のプレーヤーが少し使いにくい場合は SoundCloud のプレーヤーの方がまだ操作しやすいかもしれません。

SoundCloud 演奏会ページ
SoundCloud インタビューページ
シカゴ交響楽団の SoundCloud のページ

※上記、期間切れやリンク先のサイト更新などが理由でリンク切れが起きていたり、リンクが切れていなくてもオンデマンド期間が終わっている可能性もあります。


2) シューマンのピアノ・ソナタ第2番第2楽章の原曲:歌曲「秋に」

※以下は2014年9月5日の記事です。

内田さんがソプラノのドロテア・レシュマン (Dorothea Roschmann) と共演した「秋に Im Herbste」の録音があります。iTunes Store でダウンロード購入できますが、ダウンロード版のみにつくボーナストラックのようです。CDには収録されていません。「秋に」1曲だけの購入もできます。

(昨秋のトークイベントでこのボーナストラックのことを知りましたが、私自身、CDを既に買った後でしたので、この曲だけダウンロード購入しました。内田さんとレシュマンの共演というのも、もちろん貴重なのですが、そもそもこの曲の録音がとても貴重なので。)

iTunes Store のページ

(上記リンクをクリックした際、PCにiTunesがインストールされていれば自動的に起動する可能性があります。)

ユニバーサルのこのCDのページ

■補足説明: iTunes Store からのダウンロード購入について

PCから購入する場合は iTunes がインストールされている必要があります。iPhone、iPadからはさくっと行けますね。

クレジットカードがないとダウンロード購入ができないとずっと勘違いしていましたが、なくてもできます。コンビニで売られている "iTunesカード" や "App Storeカード" で自分のアカウントに料金をチャージすれば購入できるようになります。どちらのカードでも楽曲購入ができるそうです。

クレジットカードやその他のお支払い方法を使わずに、iTunes Store、App Store、または iBooks Store のアカウントを作成する (Apple サポート)

iTunesカードを使ってアプリや音楽を買おう! (All About)

iTunesカードとApp Storeカードの違いは? (マイナビニュース)

(追記 2016.02.29)

「秋に Im Herbste」
Amazon MP3 でも購入できます。
NML (NAXOS MUSIC LIBRARRY) にも掲載されていました。
 (NMLではDL購入できません。ストリーミングでの再生のみです)

(追記 2016.12.06)

Spotifyで聴けます!

当サイト内のSpotify関連記事

アンデルシェフスキのシューマン・アルバムが "BBC Music Magazine Awards" で2部門受賞

※後続の複数の記事は例によって「シューマンおたく学会ニュース短信」として用意していたものですが、1つ1つの記事の内容がなんとなく長くなりましたので、単独記事として掲載します。


ツイッターで何度も情報が行ったり来たりしましたので、既に多くの方がご存知かとは思いますが、ピアニストのピョートル・アンデルシェフスキのシューマン・アルバムが "BBC Music Magazine Awards" で "Instrumental Award" と "Recording of the Year" を受賞しました。

the 2012 BBC Music Magazine Awards

日本の招聘元によるニュース (KAJIMOTO)

アンデルシェフスキのウェブサイトのニュース

アンドラーシュ・シフのシューマン・アルバム:ICMA 2012 "RECORDING OF THE YEAR" に

昨年ECMからリリースされたアンドラーシュ・シフのシューマン・アルバムが ICMA 2012 (International Classical Music Awards) の 器楽(独奏)部門で "RECORDING OF THE YEAR" に選ばれたそうです。

ICMA (International Classical Music Awards)
ICMA 2012 - WINNERS 2012
HMV ニュース

ECM
ECM カタログページ

内田光子新譜情報 シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集、幻想曲

Twitter版でも速報しましたが、内田さんの新譜が11月のクリーヴランド管との来日に先駆けて9月に発売される予定だそうです。久々の(待望の)シューマン。

「内田光子/シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集、幻想曲」

ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
幻想曲 op.17

2010年9月22日発売(日本先行発売予定)
2010年録音 [UCCD-1271]

昨年の来日リサイタルで幻想曲の感動的な演奏に触れた方も多いでしょう。内田さんにはこれまでシューマンのCDは1枚しかありませんでしたし(クライスレリアーナ op.16/謝肉祭 op.9)、それもだいぶ前の録音(1994年、16年も前!)です。待ちに待ったシューマンの新譜ですね。楽しみにしています^^

※なお、クリーブランド管との共演ですが、札幌と兵庫のモーツァルトの弾き振りは今日現在でもまだチケットが買えるようです。

ユニバーサル・クラシック 2010年8月新譜案内
内田光子 公式サイト(ユニバーサル)
内田光子 公式サイト(英語のみ)

※「内田光子/シューマン:クライスレリアーナ 謝肉祭」

クライスレリアーナ op.16
謝肉祭 op.9

録音:1994年5月 [UCCD-4279]

(CD) "シューマン:予感 (Ahnung)" (世界初録音) - マティアス・キルシュネライト Matthias Kirschnereit "Scenen"

Überlingen で発見された、これまで未発見だった「予感 (Ahnung)」が早速CD録音され、発売されました。ピアニストのマティアス・キルシュネライト (Matthias Kirschnereit) のオール・シューマンの新譜 "Scenen" に収録されたとのこと。レーベル・サイトで試聴ができるほか、YouTubeには新譜に関するキルシュネライトのインタビュー動画が掲載されており、その中でも新譜収録曲の一部を聴くことができます。

Robert Schumann "Scenen"
Matthias Kirschnereit (pf.)
Berlin Classics

(収録曲)
Papillons op. 2
Kinderszenen op. 15
Ahnung (1838) ※世界初録音
Waldszenen op. 82
Variationen über ein eigenes Thema Es-Dur o. op.

- Matthias Kirschnereit über seine neue Schumann CD "Scenen" (YouTube 演奏者インタビュー)

※以下の2つのリンクはGoogle翻訳の英語訳に接続しています。(日本語翻訳の機能がお粗末なため)
- Robert Schumann "Scenen" (NDR Info, 15 May, 2010)
- "MATTHIAS KIRSCHNEREIT Scenen" (Berlin Classics)

- マティアス・キルシュネライト 公式サイト

ところで、この曲については「楽譜が出版された」ということを以前のエントリーでお知らせしました。国内の業者にオーダーしたところ在庫がないと言われたので、しょうがなくて自分で海外発注したところ、先週になってようやく私の手元にも届きました。わずか8頁、楽譜部分はたった1頁しかありませんが、付属のドキュメント類がとても興味深く、Michael Beiche の Commentary 部分もおもしろい内容です。 (Commentary 部分は独・英・仏語、Critical Notes は独・英語のみです。)

世界初演の演奏動画、楽譜などについては以前のエントリーをご覧ください。