ベルリン・フィル デジタル・コンサートホールにシューマン

ご存知の方も多いかとは思いますが、ベルリン・フィルのウェブサイトでコンサートの有料ライヴ配信が昨年12月より開始されました。それに伴い、ライヴ配信された公演について、オンデマンドで購入&視聴が可能となっています。

このサーヴィスの開始早々から情報としては知っていましたが、少し前に友人より「内田さんのシューマンのコンチェルトが聴ける!」と教えられ、サイト内をざっと見たり、予告編で画質と音質を確認したりしてみました。予告編でチェックした限りでは思っていた以上に高画質・高音質でしたので、これならお金を出して視聴してもいいかな~と思いつつ、有料版はまだ試していません。インタヴューなどの視聴もできるそうです。以下、情報として掲載しておきますのでご興味をお持ちの方はチェックしてみてください。

●ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (ドイツ語/英語)
●ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール (ドイツ語/英語)

※詳細ページは英語版にリンクしています。
※適宜、情報を追加/削除します。


■2009年 1/24 → 詳細ページ
(指揮) サカリ・オラモ
(ヴァイオリン) イザベル・ファウスト
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ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
交響曲 第2番 ハ長調 op.61


■2009年 2/8 → 詳細ページ
(指揮) サー・サイモン・ラトル
楽園とペリ op.50


■2009年 2/13 → 詳細ページ
(指揮) サー・サイモン・ラトル
(ホルン) ラデク・バボラーク
      シュテファン・ドルン
      シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ
      サラ・ウィリス
(ピアノ) 内田光子
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4つのホルンとオーケストラのためのコンチェルトシュテュック ヘ長調 op.86
ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
交響曲 第4番 ニ短調 (1841年版)


■2009年 3/14 → 詳細ページ
(指揮) ミヒャエル・ボーダー
交響曲 第3番 変ホ長調 op.97 「ライン」

ムストネン、N響で弾き振りの後、シューマン「暁の歌」をアンコール演奏

日付が変わってしまいましたが昨日(5/10)はNHKホールまでN響のマチネーを聴きに行って参りました。
(5月Aプロ2日目)

これまでCDでしか聴いたことのなかった、「ベートーヴェンのヴァイオリン・コンチェルトをベートーヴェン自身がピアノ・コンチェルトにアレンジした版」を聴くために出かけたのですが、これを弾き振りしたオリ・ムストネン氏がとてもすばらしい演奏を披露、コンチェルト終演後は拍手喝采の嵐でした。ピアニストとしてのムストネン氏の演奏はこれまでにもN響定期等で聴いたことがありましたが、指揮者としてははじめて聴きました。それも弾き振りですから(それもあのちょっと変わったコンチェルト)、どんなことになるのかな~と思っていましたが、実に爽快な演奏でした。

何度目かのカーテンコールでムストネン氏はピアノの前に再び座り、なんとピアノ独奏でアンコールを演奏。曲がはじまった途端、私はとてもびっくりしました。彼が弾きはじめたのがシューマンの「暁の歌 op.133」の第1曲だったからです。第1曲のみにととまらず、「暁の歌」は全曲、大好きな大好きな大好きな曲で、長年にわたってひたすら愛聴し続けていますから、このアンコールは私にとっては本当にサプライズで、特別のプレゼントという感じでした。とても「単純な話」で恐縮ですが、すっかりムストネン・ファンになってしまいました^^。 (またN響に来てくださるとうれしいな^^)

# なお、本日は収録がなかったようですが、収録されていたはずの昨日もアンコールが演奏されたのかはわかりません。

ピアノ・コンチェルトの後のソリストのアンコール演奏はこれまでにも何度となく聴く機会を持ちましたが、アンコールでのシューマン演奏といえば、シューマンのコンチェルトの後にトロイメライを弾いたルプーとか、シューマンのコンチェルトの後にトロイメライを弾いた伊藤恵さんとか、私が聴きに出かけた範囲では「シューマンのコンチェルトの後に…トロイメイライ」のパターンがこれまではほとんどでしたので、ベートーヴェンのおたく趣味コンチェルトの後にシューマンの 「暁の歌」 を取り上げたムストネン氏のおたくっぷり(?)にはちょっと感動しました^^。

(その「感動」の方向性が微妙にずれているという話もありますが…それはそれ^^)

NHKホールからの帰り道では iPod で 「暁の歌」の第1曲のオリジナルのピアノ独奏版とピアノ三重奏版の両方を聴きましたが…

どちらで聴いても名曲だー (号泣~^^) ← お約束

●「暁の歌」 CD情報は → この辺り
●「暁の歌」 ピアノ三重奏版のCD情報は → この辺り

映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 続報4つ

●ドイツ語版のDVDがリリースされるようです。

ドイツの公式サイトによれば、ドイツ語版のDVDが来月リリースされるようです。特典映像として、メイキング映像、クララ役のマルティナ・ゲデックのインタビュー、フォトギャラリー、予告編が収録されるようですが、ドイツ語版ですので、音声・字幕ともドイツ語のみの仕様のようです。 ( → 公式サイト (ドイツ)

●映画のチラシをまた入手しました。

今度のものが本チラシのようです。表も裏もフルカラーで写真が散りばめられた、とても美しいチラシです。このチラシを見ていると、ますます夏のロードショーが楽しみになってきます^^

チラシ画像(表)チラシ画像(裏)

●日本語の公式サイトが立ち上がったようです。

これからいろいろな情報が見られるようになるのかと思いますが、映画の上映に先だって、どんな情報が掲載されるのかなあとこちらもまた楽しみです^^

公式サイト(画像)

映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 公式サイト

●昨日(上野)・今日(赤坂)と別々のコンサートホールに出かけて、その両方で「Bunkamura magazine」 の No.50 をたまたま入手しました。この冊子の中のル・シネマの前売券発売情報にこの映画の話題が掲載されていました。 (ル・シネマのウェブサイトに掲載されている情報とだいたい同じ内容かと思います。)

Bunkamura magazine について

●Bunkamura ル・シネマ (渋谷)
Bunkamura20周年記念企画ラインナップ決定!
ル・シネマ ラインナップ

●この映画の公式サイト(ドイツ語) 予告編の視聴可

●詳細 - アルバトロス・フィルム (配給会社)

●当ニュース欄でこの映画の情報を検索
検索用インデックス: "クララ・シューマン 愛の協奏曲"

東京交響楽団 スダーン指揮のマーラー版 続報

東京交響楽団の定期を聴いてきました。前半のブラームスも含め、充実の名演。マーラー版のシンフォニーを演奏会で聴ける機会は本当に少ないので、そういう意味でも貴重な公演でしたが、それ以上に演奏内容がよかったので大満足でした。

ニュースを2つ。

●本日の演奏がライヴ収録され、2010年10月にCDとして発売される予定。

●プログラム冊子に舩木篤也氏によるスダーン氏のインタビュー記事の連載。

「音楽監督 ユベール・スダーン × 音楽評論家 舩木篤也 シューマンを語る (1)」

※シューマンを、それもマーラー版を取り上げた理由や交響曲第1番についてなど、2頁の記事ですがなかなか興味深い内容です。

(2009.06.06 追記)
東響のウェブサイトでこの連載を読むことができます。

→ こちらから

東京交響楽団の今後のシューマン関連の公演スケジュールについては、当サイトの関連記事、もしくは東響ウェブサイトをご覧ください。

東京交響楽団

当サイト 関連記事
(ピックアップ@演奏会情報「スダーン/東京交響楽団 2009-2010年のシーズンはシューマンとブラームスがテーマ」)

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 特別鑑賞券

まだ上映スケジュールの詳細はわかりませんが、特別鑑賞券の発売が開始されたようです。ル・シネマの窓口で特別鑑賞券を購入すると特典(数量限定)もいただけるそうです。

●特別鑑賞券について

●Bunkamura ル・シネマ (渋谷)
Bunkamura20周年記念企画ラインナップ決定!
ル・シネマ ラインナップ

●この映画の公式サイト(ドイツ語) 予告編の視聴可

●詳細 - アルバトロス・フィルム (配給会社)

●当ニュース欄でこの映画の情報を検索
検索用インデックス: "クララ・シューマン 愛の協奏曲"