朝日新聞のシュタイアーの記事 (2016.01.13)

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朝日新聞デジタル
ロマン派の小品、つぶやきのように アンドレアス・シュタイアー公演
2016年1月13日16時30分 (吉田純子)

「大きなホールでの演奏を前提とした現代のピアノは、音量においても音色の多彩さにおいても表現の可能性を飛躍的に押し広げた。しかし、音楽にとって最も大切なカンタービレ(歌心)が犠牲になった」

「時代を超える音楽の本質は、メランコリー(憂鬱〈ゆううつ〉)やリリカル(叙情的)といったこまやかな感情にある」

「響きの『再現』が狙いではない。時代の風景へと聴く人を導き、自由に物語を紡いでもらいたい。私自身、ひとつの時代背景を追究するほどに自由になる感覚がある。ここに古楽の本質がある」

朝日に掲載された写真 (2015年12月8日 トッパンホール)
シュタイアーは1887年製 NYスタインウェイを演奏しました。

2015年 12/8(火) 19:00開演 トッパンホール
〈アンドレアス・シュタイアー プロジェクト 9〉
アンドレアス・シュタイアー(ピアノ)

シューベルト / 4つの即興曲 op.90, D899 より 第1番 ハ短調
シューベルト / 4つの即興曲 op.142, D935 より 第2番 変イ長調
シューマン / 幻想小曲集 op.12
シューベルト / 楽興の時 op.94, D780 より
          第1番 ハ長調
          第2番 変イ長調
          第3番 へ短調
ブラームス / 6つの小品 op.118

(アンコール)
シューベルト / 楽興の時 op.94, D780 より 第6番 変イ長調
http://www.toppanhall.com...

衛星デジタルラジオの MUSIC BIRD でこのリサイタルのライヴ録音の放送があるそうです。

2016年 3/27(日) 22:00~24:00
「トッパンホール・トライアングル」
http://www.toppanhall.com...
http://musicbird.jp...

(´-`)。o0(うちでは聴けませんね。。。

中日新聞のミンコフスキのインタヴュー (2016.01.09)

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中日新聞
音楽:「室内オケの魅力 もっと」 ミンコフスキ氏が抱負
OEKの5代目首席客演指揮者
「フランス音楽 続けたい」

2016年1月9日 (鈴木弘)

(OEKプリンシパル・ゲスト・コンダクター就任披露演奏会にシューマンを選んだ理由)
「私自身ハイドンやモーツァルト、ベートーベン、シューベルトなどの全曲演奏は経験があるが、シューマンはなかった。金沢のためにとっておいた(笑)」

「シューマンはもちろん素晴らしい作曲家で、四曲の交響曲には室内楽的な要素も大きなオーケストラの要素も含まれている。全曲演奏が日本では多くないというのも選んだ理由だ」

トッパンホールプレス Vol.81 (2016.01) にティル・フェルナーの寄稿文

2月にトッパンホールで行われるシューマン・プロジェクトに出演するピアニストのティル・フェルナーがトッパンホールの情報誌「トッパンホールプレス」に寄稿しています。

フェルナーの寄稿文の下にはオーボエのラモン・オルテガ・ケロの話題が掲載されています。ケロのリサイタル(ピアノ:島田彩乃)も前半は濃いシューマン・プログラムです。(ヴァイオリン・ソナタ第1番のオーボエ版!)

トッパンホールプレス Vol.81 (2016.01) PDF

トッパンホール
ティル・フェルナー シューマン プロジェクト

2016年 2/16(火) 19:00 I ソロ
シューマン / 蝶々 op.2
ベリオ / 5つの変奏曲
ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ第13番 幻想曲風ソナタ 変ホ長調 op.27-1
シューマン / 幻想曲 ハ長調 op.17

2016年 2/18(木) 19:00 II with マーク・パドモア
シューマン / 5つの歌曲 op.40
ハンス・ツェンダー / ジャン・パウルの詩による2つの歌(新作)
ベートーヴェン / 連作歌曲集「遥かなる恋人に寄す」 op.98
シューマン / 歌曲集「詩人の恋」 op.48
http://www.toppanhall.com...


トッパンホール
ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ)
2016年 2/23(火) 19:00

ピアノ:島田彩乃

シューマン / アダージョとアレグロ op.70
シューマン / 3つのロマンス op.94
シューマン / オーボエ・ソナタ第1番 イ短調 Op.105 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 op.105)
ラヴェル(ケロ編曲) / 組曲「クープランの墓」
パスクッリ / 歌劇「ポリュート」の主題による幻想曲
http://www.toppanhall.com...

【問い合わせ】
トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222
http://www.toppanhall.com/

「音楽の友」(2015年12月号)

  (ここに転載するのを忘れていましたね…

内田光子 インタビュー 産経:話の肖像画(2015年10/5~10/9)
追記:内田光子さんに高松宮殿下記念世界文化賞のメダル授与(2015年11/4)

内田さんが受賞された第27回高松宮殿下記念世界文化賞の関係で、産経にインタビュー記事が5回にわたって掲載されました。いずれの回も短くまとめられていますが、とても興味深い内容です。特にシューベルトについて内田さんが語った「だんだん消えてゆく魂」という言葉に深く感動しました。

【産経】話の肖像画:ピアニスト 内田光子 (聞き手 古野英明)
2015年 10/5(月)~10/9(金)

(1)16歳でウィーンにとどまる選択

「ウィーンで接した音楽はこれまで聞いたことのないすばらしさで、発見の連続だった。それを失いたくない」

(2)“名もなき国”イギリスへ

※ウィーンからイギリスへ行った理由。

(3)シューベルトの孤独感に惹かれ

「そう、私は常にシューベルトを愛してきました。子供のころからシューベルトに惹かれていたのです。どこに惹かれたかというと、彼の孤独感です」

シューベルトの孤独のイメージは『だんだん消えてゆく魂』

(4)苦しいながらも楽しい弾き振り

※弾き振りについて。「魅力的な音楽家」と共演することについて。

「魅力的な音楽家と仕事するとき」「相手に触発されることで深く自分を見つめ、アイデアが浮かぶこともある。それを言葉にして伝える、あるいは実際に音楽で示すことができたときの喜びといったら…。まさに至福の瞬間」

(5)日本の“湿った静寂”が好き

日本国籍を捨てた理由「日本政府が二重国籍を認めなかったから」(日本のパスポートを持つ)「ピアニストが欧州で仕事をする場合」「信じられないほど手続きが面倒」

「そういう経緯で、イギリスを終の棲家と決めたわけですが、これはあくまでも『紙の上』のこと。日本のパスポートを持たないからといって日本人でなくなるわけではありません」

「16歳のとき、初めて訪れた京都で」「『日本の美』を知りました」(苔寺?)「そこには“湿った静寂”がありました」「私は今でもこの“湿った静寂”というのが好き」「日本は私にとって重要」「日本人として生まれたことに感謝」

※ツイッターで紹介したものをまとめた投稿です。


(2015.11.05 追記)
10月21日に行われた第27回高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式を健康上の理由で欠席した内田さんに対し、11月4日サントリーホール・ブルーローズで行われた講演会の後で日本美術協会よりメダルが授与されたそうです。

メダル授与の様子についてはFNN系列の夜のテレビニュースでも伝えられたようで、FNNのニュースサイトに動画がアップされています。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00307552.html

講演会についてはツイッターでレポートしてくださっている方たちがいますので、そちらをご覧ください。
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私は抽選にはずれましたね…(´-`)